東京湾で釣りしていると、どうしてもラインが汚れます。海水の濁り、赤潮、油汚れ、クラゲなどなど。釣行後に塩抜き&シリコンスプレーを吹いたラインを以前は若干アクロバティックな姿勢でタオルで挟みながらリールに巻き戻していました。ラインを拭くと、キャスト時のライン放出・ルアーアクション・仕掛けの落とし込みなど釣り全般がスムーズになるのが実際に体感できるため、数回の釣行ごとに清掃するようにしています。
その後、竿に取り付けるラインクリーナーを使い始め、アクロバティックな姿勢からは脱出できていましたが・・・
市販にもあるこのタイプのクリーナー、リールの構造からラインは左右に振れながら巻き取ることになるため、クリーナーが左右に振れて使いづらく感じることもありました。ガイドとガイドの間=竿の中間に付ければ解決するものの、竿を長く伸ばすことになって家の中ではやはり使いにくい。
塩抜きした後は必ずリサイクラーにセットするので、どうにかしてリサイクラーに後付けするラインクリーナーができないものか試行錯誤した末、ようやく完成することができました。
何コレ?wという感じですが、市販クリーナーと同じフェルト素材を、可動するクリーナーヘッドに巻いて貼っています。フェルトの幅は50mm確保しており、塩抜き&メンテナンススプールのLサイズにも対応します。
フェルトを水で濡らし、昔のロボットの手みたいな部分を高速リサイクラー2.0に嵌めて使います。使用イメージの動画を撮影してみました。
結構便利です! そして以前のクリーナーと違って左右にラインが動けるため拭き取り性能も向上。上下のフェルト間隔は0.6号~12号までいろいろ試して調整。ナイロン、フロロカーボン、PEラインとも問題なく拭き取ることができました。
フェルト交換型。フェルトは背面(拭き取り面ではない側)に両面テープで固定してあり、汚れたら剥がして交換できます。フェルト以外にも厚手の布やペーパーウェスなども使えそうです。
◆クリーナー使用前1
◇クリーナー使用後1
◆クリーナー使用前2
◇クリーナー使用後2
ラインの汚れ具合を10とした場合、塩抜きだけだと体感的な清掃度は3くらいです。拭き取りした後のラインの手触りやクリーナーの汚れを見ても、拭き取りの効果は高いと考えています。リサイクラーを使わない時用に吸盤型のクリーナーも制作中です。
ラインメンテナンスが楽な時代がやってきました!
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