スーリーのウイングバーEVO用にカヤックリフターを自作したお話。前回投稿(ウイングバー用カヤックリフター自作(その1))の続編です。1回あたり18時間かかる3Dプリンターの試作を4回やりまして、何とか使えそうなパーツが完成しました。前回カットしたアルミ角パイプとともに組み上げてみます。
左右どちらからでも積載できるよう、可動式アームも左右90度ずつ可動できるようにしています。これを実現するための樹脂パーツの設計はなかなか大変でした。。
ひっくり返した画像。M8ボルトが2本の角パイプと樹脂パーツを貫通しています。ホームセンターで買える普通のボルトで問題ないのですが、今回はTスロットのゴムカバーに収まりが良いテーパーボルトを使用。お値段700円ほど。
最初の試作パーツを組んだ後に可動式アームをグイグイ広げていたら樹脂パーツにクラックが入ったため、改良パーツには小さい穴を3か所開けてステンレス棒を埋め補強しました。ステン棒は家にあったので材料費¥0。
Tスロットに入れたTボルトをリフターの樹脂パーツの穴に通し、ナットでキャリアバーと固定します。innoのナットがやけに大きかったので、ナットも自作してみました。このサイズで十分です。
後ろのキャリアバー固定部分はこんな感じです。
さて、ここまで作った後に海でカヤックリフターを盗まれた方の話を聞きまして、ナット形状を変えてみました。自作品のリフターなんて盗む人いないだろうと思うので、完全なる自己満足です。
アダプターがないとナットは緩められません。但し、閉める時もアダプターが必要なので自分も面倒です。。ついでに飛び出ているボルトでカヤックが傷つかないよう保護カバーも作ってみました。
さて、このリフターは角パイプのためキャリアパッドが必須です。カヤックと同程度の幅のパッドを探したところ、キャリアバーに付けてるのと同じサーフブランドのダカインのパッドが見つかりました。自分の車の前後キャリアバーの間隔にちょうど良いサイズですが、このまま使うと前後にも横にもダカインのロゴが出てダカインの宣伝カーみたいなので、ロゴを黒く塗りつぶすことにします。
ロゴ周りをマスキングして、ロゴを黒ペンで粗く塗りつぶし。
さらに上から黒いラッカースプレーを吹き付け。
ロゴが目立たなくなりました!
可動式アームのエンド部分に樹脂パーツを付けて、ラダーロックストラップを装着します。ストラップも家にあったので材料費¥0です。ストラップが少し長いので、ハサミでカットして切り口をライターで炙ろうかな。
自作カヤックリフターの完成です! 各樹脂パーツはUVカットのクリアースプレーを吹いてコーティングしてあります。
これでカヤック積み降ろしの手間やトラブルが減らせそうです。来週末は海のコンディションが良いといいなー。
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