ずっと前から気になっていたカヤックフィッシング。西湘あたりの陸っぱりで釣りをしていると、沖でカヤックやSUPで釣りしてる人達を見かけます。陸上では数m間隔で釣り人が並び、その空間すら前夜から取り合いだったりする訳ですが、沖の釣り人は悠々と釣りを楽しんでいる様子です。
自分は船舶免許を持っていて時々レンタルボートで釣りしますが、コストがかかるのでそんなにしょっちゅうは乗れず。しかもコロナが流行してから船の免許を取る人が激増し、ハイシーズンはボートの予約を取るのが大変になってます。
長年ウインドサーフィンをやっておりカヤックも一度乗ったことがあります。カヤックやSUPで沖に出ていくリスクはまあまあ理解しつつ、いつか釣りに使ってみたいと思っていたところ、10月初旬に神奈川ペイでカヤックが20%還元で買えるお店を発見し、そのまま訪問。気が付いたら車の屋根にペダルドライブのタンデムカヤックを載せて帰宅していました。
ところが。カヤックフィッシングを安全に楽しむためには、装備や艤装などいろいろ準備や工夫が必要なことが判明。子供と一緒にカヤックフィッシングするため、とにかく安全最優先です。カヤック用品や釣具を揃えたり、パドリングの仕方など情報収集に一カ月かかり、昨日ようやく横浜の海の公園でデビューすることができました。
自宅でのカヤック積載から海の公園駐車場でのセッティングまで全てに四苦八苦しながら、何とか砂浜までたどり着くことができました。購入からここまでの道のりは本当に長かった・・・。
自分は海の公園にはウインドサーフィンや潮干狩りで100回以上来ているものの、釣りをしたことはなく、とりあえず今日はカヤックの動かし方と釣りの練習で楽しめればいいかなと。事前に近くの手漕ぎボート屋さんのサイトで調べたところ、海の公園ではシロギスが釣れるらしい。船用タックルとシロギスの胴突き仕掛けを持ってきました。エサはジャリメ。
親子とも慣れないパドリングでフラフラしつつ、無事出艇に成功!見渡すと自分達のほかにもカヤックフィッシングしている方が3艇ほどいます。風が弱かったのでウインドサーフィンは数艇かつプレーニングしておらず、公園全体がのんびりした雰囲気です。
新たに導入した魚群探知機によれば、八景島レストラン手前の水深は5m前後。カヤックフィッシングのためだけに魚群探知機を買うべきか躊躇しましたが、振動子だけ変えれば同じ本体で氷上ワカサギ釣りにも使えると分かり購入。水深や海中の地形などが見えるのはやはり便利です。仕掛けにジャリメを付け、いざ投入。
ドテラ流しで潮下へ探りながら潮上へ戻ること数回。子供の竿にプルルっとしたアタリがありました!デビュー戦最初のシロギスをゲット。ほどなくして自分の竿にもアタリがあり、15cmくらいのシロギスを釣り上げました。この時期はピンギス主体なのでレギュラーサイズという感じでしょうか。水深が浅いうえにPEラインかつ胴突き仕掛けのため、魚の反応がめちゃくちゃダイレクトで楽しいです。
カヤックは船外機艇のように音や振動が魚に伝わらないため、魚には警戒されにくいそうで、魚探には時折り中層(カヤックの2m下くらい)に魚の反応が出ています。小アジかな?
シロギスはコンスタントに釣れ続け、海上でおにぎりタイムを含む2時間で10匹。13時前から北風が強まり、満潮も近いため納竿することに。
初めての出艇は緊張しましたが、初めての帰艇も緊張。砂浜に横づけして転覆しないよう、真正面から垂直に砂浜に上陸する必要があります。斜め前から風が吹いており、艇体が振れるのをパドルで修正しつつなんとか無事に着岸できました。
カヤックに乗っている間、魚探は前席の子供が操作していたため自分はよく見れませんでしたが、釣れたポイントをマーキングしていたらしい。説明書も見ずによくできたなと驚き。おかげでシロギスが釣れたポイントは纏まっていて群れでいることがよくわかりました。
まずは人も道具も無事に戻れ、親子ともシロギスが釣れてデビュー戦は大成功!本日のシロギスは天ぷら、昨日のアジとイシモチは刺身で美味しくいただきました。
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