投げ釣りの醍醐味は根があるところを敢えて狙っての大物釣り。自分は根掛かりは日常茶飯事なので、常にハリス付きの替え針持参で仕掛けを修理しながら釣っています。
ただ、仕掛けを直しながら使っても、砂ずりや幹糸のダメージが大きくなるとその仕掛けは処分するほかなく、これまでは釣具屋で新しい仕掛けを買っていました。砂ずりの自作は編み棒みたいなツールも売ってますが、地道な作業かつ時間がかかって大変なんですよね・・・
もっと楽に作れるのでは?と考えて開発したのが、この「砂ずりメーカー」です。電動ドリル側は一般的なHEX6.35mmビット(一応手回しでも使えます)。2本ヨリはもちろん、3本ヨリも簡単に自作できます。
どんな感じで使うのか、動画を作ってみました。まずは2本ヨリ編。
こちらは3本ヨリ編です。
動画の砂ずりは撮影用で15cmくらいの長さしかありませんが、長さはラインにテンションが掛けられれば何mでも自作可能です。下の砂ずりは長さ1mで、撚りにかかった時間は1分弱でした。ちなみに2本ヨリでも3本ヨリでも長さが同じならかかる時間も同じです。
ヨリの密度は電動ドリルを何回転させるかで決まります。下の画像はオレンジが2本ヨリ(3号)、 黄色が3本ヨリ(2号)です。黄色は密度高めに作ってみました。並べた針は流線7号です。
2本ヨリのセッティング方法です。
- ラインの片端にチチワを作り、砂ずりメーカーのステンフックに掛ける。
- スナップサルカンにラインを通し、もう片端を砂ずりメーカー中央上部にあるラインストッパーに固定する。
3本ヨリのセッティング方法です。
- ラインをZ型にして、スナップサルカン側に8の字結びでチチワを作りスナップサルカンを固定する(チチワにならない1本は余分な長さをカット)。
- 反対側の繋がっているラインをカットして3本にし、そのうち2本にチチワを作って砂ずりメーカーのステンフックに掛ける。
- 残ったラインを砂ずりメーカー中央上部にあるラインストッパーに固定する。
ラインストッパーに固定するラインは幹糸分の長さを確保しておくとその後の仕掛け作りがラクです。
セッティングできたら、片手でスナップサルカンを持ち、各ラインに軽くテンションを掛けます。テンションが掛かったら反対側の手でドリルのスイッチを入れてヨリを入れていきます。 【重要】テンションの強さはヨリの最中でもサルカンが回らない程度ですが、一度作業しないとイメージできないかと思います。テンションが緩すぎるとステンフック側でラインが絡むので、テンションは弱いよりは強い方が無難です。
ヨリの密度はお好み次第で、ある程度ヨリを入れたらテンションを保ったままドリルを止め、砂ズリの終わりあたりを指で保持します。少しずつテンションを緩めるとサルカンが回ってラインが撚れていきます。サルカンが止まったら砂ずりメーカーから全てのラインを外して、砂ズリ終端を8の字結びにして完成です。
砂ずりメーカーを完成させるまでに何日も掛かりましたが、これで砂ずりが超速で自作できるようになりました。市販の投げ釣り仕掛けを買うことはもう無いかもしれません!
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