Super遠投カゴに合わせて、6号~20号まで遠投ウキを揃えてみました。
今回の遠投ウキは、飛行機や潜水艦の胴体がモチーフです。前面&側面からの風圧に対しても直進性を保てるボディ形状を目指しました。
細目のボディで前方投影面積を抑えつつ、ボディに挿入した羽根によって全長をコンパクトに抑え、横風への耐性を高めています。
写真の15号はボディ直径約28mm、全長約240mm。素材は軟質発泡で塗装仕上げ。
各サイズとも3D-CADで体積計算し、Super遠投カゴとのバランスを考慮しています。
真後ろから撮影。ポリカーボネート製の3枚羽根は横風への対応とともに軽量化にも効いています。 羽根はカッティングマシンでカットしており、3枚のサイズはきっちり揃っていたす。
カーボン製のシャフトがカンから羽根まで貫通しているため、しっかりキャストできます。
キャスト時、ウキがカゴに追随すると飛距離のロスを少なくすることができます。そのためにウキの重心を中心より前寄りに設定しています。
着水後は、風やうねりでも倒れにくい安定性と、アタリが見やすい感度をバランスさせる必要があります。
このウキは、下から1/3くらいの場所をボリュームゾーンとしていることが特徴です。 ボリュームゾーンから徐々に細くなり、羽根の手前で絞り込まれます。
同号数のSuper遠投カゴ使用時は、ウキ全長の6割程度が沈む浮力で設計しています。
ボリュームゾーンが水中に沈むことで風やうねりへの耐性を確保するとともに、水上の絞られたボディは余浮力が少なく、魚の警戒感を和らげアタリも見やすくしています。
参考重量は6号6.8g~20号11.2g。(複数制作時には個体差は出そうです)
対応する遠投カゴは通常型とロケット型です。今回のSuper遠投ウキはLED非対応ですが、夜光ロケット型遠投カゴ用に今後LED対応をする予定です。