ふと思い立って、風洞を制作してみました。
風洞スペースは縦12cm×横12cm×奥行23cm。簡易風洞なのでスイッチはなく、風速はダイオードの有無による3段切り替えです。スモークは手元にあった線香を使いました。
対象物の設置方法や線香の位置&本数など試行錯誤を繰り返し、まずはデルナー天秤から実験開始!
目視だと煙の流れははっきり見えているのですが、動画で煙を撮るのが意外に難しく・・・。部屋を暗くしてスマホのライトで照らして何とか撮影できました。
とりあえずで作った台座の抵抗が大きいのか、台座側下半分で乱流が発生していますが、上半分は宣伝文句どおりに空気がスムーズに流れていることが確認できました。
では海草天秤はどうなのか?と疑問を感じ、ボコボコの中古天秤ですが見てみました。
・・・気のせいかデルナー天秤とあまり変わらないかも。一応、錘先端で空気の流れが急激に曲がっているので、形状による違いは確認できました。
飛距離の差はどうなのだろうか。実釣ではデルナー天秤の方が多少飛んでいると思うのですが、実際には飛距離より気分の差の方が大きいのかもしれません。
ついでに子供のミニ四駆も見てみました。
ライト位置の調整が難しくて煙がきれいに映りませんでしたが、リアウイングで空気の流れが剥離しており、圧力抵抗が生じていそうなことは分かりました。これではダウンフォースが発生することはなさそうです。
ディフューザーの上を抜ける空気はマスダンパーにぶつかっており、ボディの後ろにもやもやと乱れた反転流が見えています。
今回、それぞれの空気の流れを想像しながら風洞実験を繰り返したのですが、その想像と同じだったり全く違っていたり、思いもしなかった流れが見えたりで、空気の流れが見えるのはかなり楽しいです!
実験後、部屋全体や身体中に線香の匂いが移るので要注意。換気扇の下での実験が必須ですねー