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落水検知ユニットJM-Safetyを買った話

時々ボートを借りるマリーナ、乗船が自分一人だったり同乗者がいても16歳未満の子供だけの場合は「落水検知ユニット」なるものを追加レンタルして出航するルールになってます。過去に1人でボートを借りた人が海中に落ちる事故があったようで。

先日子供と2人でボートフィッシングした際に初めてこの落水検知ユニットを借りることになり、ユニットと組み合わされるマリーナのスマホと一緒に携行して出航しました。

落水検知ユニットJM-Safety

万一自分が落水した場合には、携行スマホにDLされているアプリ経由でマリーナ事務所側スマホのアプリに落水通知が届く仕組みです。ユニットが落水を検知した瞬間にbluetooth経由で携行スマホに緯度経度と時間が通知され、携行スマホから落水通知が届いたマリーナ事務所側ではレスキュー艇を出動させる流れになります。当然ながらその時点でマリーナより高額な救助費用を請求される事態となってしまいます。。

幸い自分はこれまでに陸釣り含めて釣りで落水したことは一度もありません。ただ、ウインドサーフィンで落水したことは1,000回以上あり、海中から海上に戻るのにかなり体力を消耗することは身に染みて理解しています。レンタルボートの落水はマリーナが救助に来てくれたり、海釣り施設の落水も何かしら助かる方法が用意されているものの、先月始めたカヤックフィッシングは子供と2人乗りで、もし自分だけ落水してそのまま流されたらどうなるのか・・・。想像すると恐ろしい。

マリーナからレンタルした落水検知ユニットは自分で購入したものでも使えると聞き、毎回のレンタル代やカヤックフィッシングで使うことも考えて自分用のユニットを買ってみました。商品名は「JM-Safety」、価格は3,960円+送料。TVCMの「何をやってるかは知らない~♪」の日清紡が販売しています。ニッシンボー、こんな商品を売ってるとは知らなかった~♪

日清紡の落水検知ユニットを釣りで使う

注文して1週間くらいでカロリーメイトと同サイズくらいの箱が届きました。さっそくセットアップしてテストをすることに。ユニットだけでなく、自分のスマホと落水通知先のスマホの2台にアプリをダウンロードしてユニットを登録する必要があります。落水通知先は奥さんのスマホに。自分が本当に流された時に海保への連絡とか何かしらアクションを取ってもらえることを信じたい。

テスト開始。アプリをテストモードに切り替え、水と少しの塩を入れた洗面器に沈めます(海水使用前提の商品のため)。ユニット手前に見える左右の金属部分がセンサーになっており、落水状態を2秒間検知すると登録したスマホに落水信号が発信されます。

落水検知ユニットのテスト

ここから先の画像は日清紡のサイトから引用です。まずは落水検知した時の自分のスマホ画面イメージです。落水地点の地図や緯度経度とともに、見守り者(通知先)へ通知が飛んだことが表示されます。画面表示とともに大きな警報音と音声アナウンスが流れて最初は驚きました。なお、通知は見守り者だけでなく落水者の周囲10km以内でこのアプリを使っているユーザーにも届くため、海上でお互いに助け合うようなサービスにもなっています。

落水警報
日清紡サイトから引用

こちらが通知を受ける見守り者の画面です。待ち受け画面に「落水のおそれ」というメッセージが表示され、タップするとアプリが起動して2つ目の画面のように場所と落水からの経過時間が表示されます。こちらも大きな警報音とアナウンスが流れます。予期しないタイミングで警報が鳴るため、見守り者の方が驚きが大きいですね。。

日清紡サイトから引用
日清紡サイトから引用

落水者側は無事に水上に戻れれば通知を解除します。水上に戻れても戻れなくても、双方のアプリにチャットメニューがあり、余裕があれば連絡を取り合うこともできるようになっています。

落水者とのチャット画面
日清紡サイトから引用

万一、落水者が自力で水上に戻れない場合(落水者から救助済や解除連絡が来ない場合)、見守り者は海上保安庁の118番などに電話して救助を要請しますが、海難事故になった場合には落水者は海難審判を受けることになってしまいます。

自分は過去に浜から3kmくらいのところで強風で戻れなくなったウインドサーファーを救助したことがあり、このような画面を見ていると当時を思い出してハラハラしてしまいます。ユニットを購入したものの、落水しないように&落水しても自力で復帰できるように備えを万全にして釣りに出掛けようと改めて思いました。

このJM-Safety、陸釣りモードもあって磯や堤防などの釣りでも使えます。先日、横浜八景島近くの堤防で80代の男性が落水して亡くなったニュースを見ました。1人で落水のリスクがある場所に釣行したり、親子で釣りに行く時に自分ではなく子供にユニットを持たせるなど、持っているとリスクを減らせる装備と言えそうです。

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